「里帰り出産 旦那」と検索すると、いろいろな事例が出てきますが、ほとんどが奥様が実家に帰り、旦那は家に残る、という感じですね。
中には「独身時代に戻ったみたいで超気楽なんだよ!」といってる旦那もいるようで、普段、どれだけ肩身の狭い思いをされてるのか、ちょっぴり切なくなる今日この頃です。
と、それはさておき。
今日は、妊娠8か月目の段階で、里帰り出産のために、早々と妻の実家に行くことになった旦那の体験談を、日記的に残しておきます。
目次
里帰り出産の旦那の体験談。2週間の実家待機を経て無事受け入れ。

本日(2020年5月22日)、10時半に妻の出産でお世話になる「いまむらウィミンズクリニック」(長崎市)に行ってきました。
私たち夫婦は、福岡市早良区百道浜というところに住んでいるので、先月までは福岡の山王病院というところにお世話になっていたのですが、このたび里帰り出産で、妻の実家のある長崎の病院にお世話になることになりました。
今回、里帰り出産を受け入れてくれた「いまむらウィミンズクリニック」には心から感謝しています。
もっというと、長崎県にも心から感謝しています。
感謝の気持ちは忘れちゃいけないよと、いろんなところで聞きますが、そうはいっても、コロナの件がなければ、ここまで感謝の気持ちが生まれることはなかったでしょう。
実際、私たち夫婦は妊娠がわかった頃から、里帰り出産を決めていたのですが、途中、コロナウィルスが流行し、緊急事態宣言が発令され、県をまたぐ移動を自粛しなければいけなくなりました。
テレビニュースなどでも「里帰り出産ができなくなった夫婦」が取り上げられるようになり、それを見て不安になる妻には「大丈夫なんじゃない?」と言いつつも、正直、難しいかも?と思っていたのも事実です。
ただ、幸い、タイミングがよかったのか、里帰り先が長崎だったのがよかったのか、福岡での妊婦検診で感染の症状がないという条件と、帰省先の長崎で2週間自宅待機するという条件、この2つの条件を満たすことができたので、無事、里帰り出産ができるようになりました。
コロナ禍の中、里帰り出産を受け入れてくれた長崎県に心から感謝

長崎県内の産婦人科医らでつくる県産婦人科医会などが、PCR検査で新型コロナウイルス感染の有無を調べることなどを条件に、長崎県出身者らの里帰り出産を受け入れる方針を決めたことが、2日までに分かった。里帰り出産について厚生労働省は自粛が望ましいとの見解を示す中、対策に万全を期すことを前提として独自に判断した。
同会顧問で県医師会長の森崎正幸氏が、長崎新聞の取材に明らかにした。県内の感染症指定医療機関では里帰り出産の受け入れを中止している所もあり、対象はこれ以外の施設。県産婦人科医会が近く、新たな方針として会員医師に通知する。
同会は4月初め、県外から里帰りする妊婦には原則、妊娠32週ごろの妊婦健診で感染の症状がないことを確認した後に帰省してもらい、2週間の自宅待機を経て受け入れる方針を示していた。しかし、緊急事態宣言の全国拡大後は自粛を促していた。
森崎氏によると、新たな方針では、里帰り出産を希望する妊婦には妊娠32週より早い同24~26週ごろの妊婦健診後の帰省を要請。2週間の自宅待機を経て受診してもらった後、さらに、4月から運用が始まったドライブスルー方式の「地域外来・検査センター」でPCR検査を受けてもらう。同センターで妊婦の検査が可能になったため方針転換した。
里帰り出産を巡っては、日本産科婦人科学会などが居住地での出産を推奨。厚労省も4月下旬「現在住んでいる地域で出産を考えていただきたい」とする文書を自治体に通知している。
県内ではこれまで月平均180例の里帰りの妊婦を受け入れているという。森崎氏は「感染地域で不安を抱えるより帰省して安心してお産をしてほしい。『帰省をやめて』と言うと、逆に親が県外に行くことにもなりかねない」と話した。
長崎新聞2020/05/03より引用
新型コロナウィルス感染対策に伴う面会制限

この記事を書いている2020年5月現在、私たち夫婦がお世話になっている「いまむらウィミンズクリニック」には、このような案内が貼られていました。
「里帰り分娩の患者様への面会で感染流行地域からお越しの方は、大変申し訳ございませんが、院内への立ち入りをお断りさせて頂くことがあります。」
そう、これがあるから、私も妻と一緒に長崎に生活の拠点を移したんです。
当初は、仕事もあるので私は福岡に残り、妻だけ先に長崎に里帰りして、出産が近くなったら長崎に行けばいいかな。と思ってました。
しかし、コロナウィルスの感染拡大により、そうも言ってられない状況になってしまったので、私も妻と一緒に里帰りして、2週間妻の実家で自宅待機したというわけです。
そうしないと、病院にも入れない可能性があったので。
ただ、今日の先生の話では、もちろん100%確実ではないが、長崎市は感染者が0ということもあるので、私たち夫婦が出産を迎える7月頃には、もう少し緩和されるのでは?ということでした。
コロナ収束を願うばかりです。